この論文は、Researching COVID to Enhance Recovery (RECOVER) 成人コホート研究のデータを用いて、SARS-CoV-2感染後の筋痛性脳脊髄炎（ME/CFS）の発生率と有病率を調査したものです。米国における大規模な縦断観察研究から、SARS-CoV-2感染後にME/CFSを発症するリスクが有意に高まることが示され、感染者におけるME/CFSの発生率は非感染者と比較して著しく高いことが報告されています。また、ME/CFSの症状の中でも、特に倦怠感後悪化（PEM）が最も一般的であること、そして多くのME/CFS患者がLong COVIDの基準も満たしていることも明らかにされています。 研究には限界も指摘されていますが、SARS-CoV-2感染がME/CFS発症と強く関連していることを示唆する重要な知見が得られています。
Incidence and Prevalence of Post-COVID-19 Myalgic Encephalomyelitis: A Report from the Observational RECOVER-Adult Study - Journal of General Internal Medicine
Background Myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome (ME/CFS) may occur after infection. How often people devel...
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