Anapanaの活動理念
株式会社Anapanaは健康に資するコンテンツ、メディア、アプリケーションなどを開発する目的で設立しました。
私たちはデジタルヘルスの実現を通して、国境を超え、世界にセルフケアを届けることを通し、経済格差・国や地域による医療格差を超えて全ての人がセルフメディケーションに平等にアクセスできる世界を目指します。
活動内容
2019年に始まった新型コロナウイルス感染症により世界には大きな傷跡が残りました。ですがその問題は一時的ではなく、今もなお遷延する症状(コロナ後遺症)に苦しむ患者が後を絶ちません。
海外では「Long COVID」「post-COVID condition」と呼ばれ、2024年の報告では、全世界で累積発症数約4億人、経済的影響は年間1兆ドルと推計されています。
日本における調査でも、感染後にコロナ後遺症になった割合が成人で11.7~23.4%と報告されており、数百万人の後遺症患者が存在していると推計され、現在でも増え続けています。
コロナ後遺症の症状は、倦怠感、息切れ、思考力の低下、不眠、体の痛みなどをはじめ200種類以上と大変多岐にわたります。日常生活にも大きな支障をきたし仕事や家事、学業ができなくなるなど日々苦しい状況を強いられていますが、いまだ効果的な治療は確立されていません。
またコロナ後遺症に取り組む診療施設が不足しているため、医療にアクセスできない方が日本でも世界でもたくさんいらっしゃいます。
そういったことから私たちは、コロナ後遺症の方が自分で自分を助ける方法、すなわち「セルフケア」が重要だと考え、「誰でも」「いつでも」「どこでも」できる後遺症の方のためのセルフケアの確立を目指し、研究、情報発信、普及活動やサービス提供に努めています。
具体的には
・セルフケア動画の無料配信
・療養に関する無料での情報提供
・オンラインセッションの無料実施
・科学的根拠を取得するための研究、学会発表
・誰もができる「セルフケアアプリ」の開発
などをおこなっています。
私たちの提唱しているセルフケアは、コロナ後遺症だけではなく類縁疾患である
・ワクチン接種後症候群(後遺症)
・筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労性症候群(ME/CFS)
・線維筋痛症
・化学物質過敏症
の方にも同様に役立つと考えています。
会社設立の経緯
上記のような活動を進めていく中で、さらにそれを加速させるためにセルフケアの共同開発者である平畑光一医師と野崎真治鍼灸師が協力し株式会社Anapanaを設立しました。
資金のご支援を頂いたり、アプリケーションなどを提供するための社会的な器が必要だったからです。
株式会社Anapanaはデジタルヘルスという手段を通してコロナ後遺症の方などへのセルフケアの提供をおこなう事を事業目的とします。
世界には4億人のコロナ後遺症の方がおり、今後さらに増え続けていきます。
先進国では手厚い治療が受けられることも多いですが、中所得・低所得国ではそれは難しいこととなっています。
経済格差、医療格差によりそれらの国では今後も困難が予想されます。
それらの困難を乗りこえるため、Anapanaでは国内だけでなく、世界の後遺症患者の元へセルフケアを届けたいと思っております。
事例・実績紹介
2024年7月13日にリハビリテーション医療DX学会 第2回学術集会(千葉・幕張)にて以下の内容で学会発表をしました。
「スマートウォッチデータから示されるコロナ後遺症の症状変化 呼吸リハビリオンライン指導での効果検証」
研究内容について
【方法】
COVID-19感染後6カ月経過しても症状の残存している20人の患者を対象者としてガーミン社製スマートウォッチを装着してもらい、週一回のオンライン呼吸リハビリセッションに8回参加してもらいました。
【結果】
質問調査紙からの結果により、リハビリの効果は患者間でばらつきがあったものの、息苦しさ、倦怠感、体の痛み等については多くの患者において顕著な改善が見られました。
またスマートウォッチデータを合わせて解析することにより、不眠と起床時間の相関がみいだされ、起床時間が遅くなることによって不眠感がよくなっていることが示唆されました。このことは朝早く目覚めることがなくなったという患者からのコメントとも一致していました。
※研究内容の詳細は以下のURLからご覧ください。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000123776.html
会社概要
・社名:株式会社Anapana
・本社所在地:東京都渋谷区渋谷1-24-6 マトリクスツービル9F
・電話番号:請求を頂ければ遅滞なく開示いたします。
・代表者名:野崎真治
・資本金:330,000円
・設立:2023年04月
・ホームページ:https://anapana.co.jp